平成18年に具志頭村と東風平町が合併して八重瀬町が誕生しましたが、新町を連想するモノコトが少なく町の資源を活用して何か、地域活性化や町の知名度を上げることができないか、商工会のメンバーが集まると何度も話題に上がりました。そんな中、エイサーを演舞したい青年会と町おこしを図りたい商工会青年部が手を組んだのが八重瀬町青年エイサー祭りです。エイサーというコトの地域資源を活用した手作りの祭りも6回を数えました。
一方、八重瀬町は合併前から農業が基幹産業です。ピーマンは県内生産の60%を越えるほか、オクラ、レタス、紅芋、マンゴーなど多くの農産物が県内生産の上位に入っています。しかも品種が多く彩り豊か。この彩り豊かな農産物を単純に、八重瀬町カラフルベジタブルと名付けました。長いので略して「カラベジ」と呼んでいたら、この名称が好評で定着し、昨年(H24年)商標登録も行いました。
活動の中心は、商工業者、農家、役場、南部改良普及所職員から成るカラベジ推進委員会です。当初は農産物を活用して町内メーカーと一緒になって、みんなで商品開発を行い、カラベジ商品として町内外の祭事で販売しました。改良を重ね、消費者の意見や、農家さんと意見交換をするうちに、加工だけでなく、野菜そのものから一体となった取り組みが必要だと気付きました。
那覇市のデパートリウボウでの単独物産展、「カラベジフェアー」も物作りの考えの転機となりました。これまでの特産品は、どちらかと言えば、自分にとってはこだわりを込めて作った商品なのに、消費者にとっては魅力がない、伝わらない商品であることが多かったのです。それは、送り手の一方的な発信であり、受け手である消費者にとっての価値をよく考えたものではありませんでした。また、誰を対象として売っていくのかが不明確で、しっかりと対象をイメージし、どうすれば価値を感じてもらえるのか、その考えも欠けていました。
そのためには生活者との接点づくりは大変重要です。生産農家を巡り、生産者の思いやこだわりを直接伺う「カラベジ畑を巡るバスツアー」、町内飲食店と連携し、カラベジ料理を食べて賞品をあてる「カラベジスタンプラリー」など様々なイベントを通じ接点づくりを行ってきました。
カラベジプロジェクトは、単に商品を売るのではなく、町ごと売る。モノ・コトにストーリーやコンセプトという価値を加え、外部からの評価を高めることによって、町のイメージアッカラベジプロジェクトの夢は、「八重瀬カラベジ」が地域ブランドとしてみなから認められることです。しかし、地域ブランドは1人で作のものではなく、町民はじめいろんな方々の関わりが必要です。そしてなんといっても、ブランド作りには時間がかかるのです。カラベジプロジェクトは、これからも町民はじめ多くの方々を巻き込んだ地域ブランドづくりへ取り組んでいきます。
八重瀬カラベジ推進委員会では、八重瀬町の農産物を活用した製品を「八重瀬町カラベジ推奨品」として認定し、内外に広くPRし地産地消や販路拡大につなげると同時に、町の魅力を発信し、町の知名度やイメージを高め、地域活性化を図っています。推奨品として認定の対象となる製品は、加工食品、工芸品、その他、推進委員会が認める製品で、町内産の農産物等を使用して、町内で生産又は加工された製品に対し認定しています。
- ジャムセット(3個セット) | (有)白川ファーム
- しらかわファームセット(5点セット) | (有)白川ファーム
- パウンドセット(10個入り) | (有)白川ファーム
- クッキーセット(12枚入り) | (有)白川ファーム
- 赤ピーマンのシフォンケーキ 6号(約18cm) | デゼレト
- 紅芋チーズケーキ 6号(約18cm) | デゼレト
- 焼菓子 やえっせ(8個入り) | 菊みそ加工所夢工房
- 焼菓子 詰め合わせ(7点セット) | 菊みそ加工所夢工房
- 島にんにく育ちギフト | (株)なでしこ